木倉町商店街について

木倉町ってこんな所

藩政期より形成され、300年以上の歴史がある「木倉町」。
藩の材木蔵があったため、この名が付いたとされています。もとは「木蔵町」・「木町」とも呼ばれ、材木蔵のほかにも、小間物屋(雑貨屋)、古道具屋、白銀細工および三味線張替など様々な店が数多くありました。
また、正月には城の女中のために、夜中でも店を開けてみやげ物を売ったという記録も残っています。

やがて時代は移り変わり、戦後の住居表示制度により1965年に1度は「片町二丁目」に町名が変更されたものの、2003年8月1日、金沢市による旧町名復活運動により、再び「木倉町」の名が復活しました。


1975年 金沢市上空から撮影。
街のランドマークが様変わりしているのがわかる

木倉町通りの中ほどにある石碑。旧町名が復活した際に、「旧」の文字が消された。歴史と経緯が垣間見られる

かつて道具屋や職人街として系譜を受け継いできた町に、今では地元客だけでなく、国内外の観光客までもが集まります。
現在は、金沢随一の飲食街としても知られ、地元を代表する人気店がズラリ。昔も今も変わらず、毎日訪れる多くの人々を心から満たしています。